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2014.03.20 中学生との被災地への取材体験の振り返りロザンがスマイルとうほくプロジェクトを紹介

岩手日報、河北新報、福島民報といった東北の3つの新聞社が主催するスマイルとうほくプロジェクトによる「写真で綴る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト」の映像作品が完成し、同プロジェクトで1年間取材のナビゲーターを務めたロザンが記者会見を開きました。

同プロジェクトは、共同通信社や全国の新聞社の協力のもと、日本各地の中学生が被災地を訪問し、被災地の『いま』を写真と文字を通じてレポートする活動です。
ロザンの2人はナビゲーターとして全国の中学生総勢45名と一緒に取材を続けました。その1年間を振り返りながら、中学生たちのリアルな本音をひとつの映像作品にまとめられました。

被災地に向かう中学生の緊張をほぐすため、全力で“和ますこと”を意識したという菅広文は「中学生を相手にするのが宇治原さんは苦手なので、必死に僕が中学生と話しました」とコメント。
宇治原史規は「苦手ではないですけどね。でも(菅は)距離感は近かったです」と取材時の中学生との雰囲気を話していました。

被災地の現状を見て率直な気持ちを聞かれたふたり。菅は「建物は結構復興したりしているけど、移動していて感じるのは人に全然会わないっていうこと。こんなに人に会わないっていうことは関西や東京では絶対ありえない。そこが衝撃でした」と驚いた感想を話してくれました。
宇治原は「中学生のみなさんが中心となって記者になっていたのですが、率直なリアクションや、地元の人に対する質問がでたことがよかったと思う」と、プロジェクトの意義を実感したように話していました。

取材をして得た教訓をたずねられると、菅は「人に頼るな。自分の身は自分で守れ」という言葉が印象深かったと話し、「防災にも頼るなという言葉は、何事も疑って、自分の身をまもらないといけない」と共感したと答えました。
宇治原は「(被災地の人たち)みなさんがおっしゃることは、東北のことを考えていただかなくてもいいから、中学生たちは自分たちの地元のことを考えてください」という言葉が印象深かったと話しました。

記者から復興の対策のアイデアを尋ねられた宇治原は、「子どもたちの声が元気につながるとおっしゃる大人も多くて、子どもたちを(東北に)旅行や遊びに連れていく試みが全国であると復興につながるかなと思います」と、現地の声を活かした復興案を提案していました。

会見後、ビーチステージでは「写真で綴る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト」の上映会が行われました。ステージ上には引き続きロザンが登場し、フルーツポンチとNON STYLEとともに、被災地について語り合いました。

石田明はプライベートでも被災地によく行くと話している横で、井上裕介は宇治原から「井上は東北禁止ちゃう?」とイジられていました。
村上健志は祖父母が宮城県に住んでいることなど東北との縁を話していました。作品の上映後には、それぞれが東北の現状に感じている思いを話し合っていました。

井上は「何かをして欲しいことではなく、東北に遊びに来てくれるだけでうれしいんですよね」と現地の人の声を伝えると、すかさず宇治原が「出入り禁止なのによくご存じで」とさらにイジられていました。
ステージ上のみんなが沖縄国際映画祭のような祭りを東北でもやって欲しいと、明るい復興への提案をしていました。最後に会場で行われている募金活動について呼びかけてイベントを締めくくりました。

ロザンと中学生、1年かけて被災地を取材
写真で綴る、被災地の『いま』を伝えるプロジェクト
http://smile-tohoku.jp/project/photo_makes_smile/photo/
※ドキュメントムービーが見られます。

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