第6回沖縄国際映画祭

3月21日(金・祝)、沖縄コンベンションセンターのシアター3にて、地域発信型映画『うんじゅの花道』と『たま子とチョーチカー』の上映会が行われました。

初めに『うんじゅぬ花道』の出演者、田口博章さん、知花小百合さん、神谷武之心さん、神谷武史さんが組踊の琉装姿で現れ、続いて山城知佳子監督、砂川敦志監督が登壇。
華やかな装いの出演者に会場からは大きな拍手が沸き、舞台挨拶がスタートしました。

映画『うんじゅぬ花道』について砂川監督と山城監督は、「沖縄の伝統芸能である組踊をきっかけに舞台に興味を持っていただきたいという思いで作りました。
地元に住んでいる方々や世界から来ている方々に私たちが誇れる伝統芸能を紹介できる事を嬉しく思います。沖縄で生まれ育った私たちの感性が詰まった作品となっております」と熱く語りました。
出演者の神谷武史さんは、「華やかな舞台の裏にある沖縄の伝統芸能の強さというものを明るく皆さんに伝える内容になったと思う。これを見てから本当の舞台を見るときには舞台の裏の世界を思い出して舞台に足を運んでもらいたいと思います」とコメントしました。

続いて、『たま子とチョーチカーの呪文』の舞台挨拶には、高山創一監督、主演を務めた池間夏海ちゃん、ピース・綾部祐二、宮川たま子、當眞嗣斗くん、初恋クロマニヨン・比嘉憲吾が登壇しました。

高山監督は「今日は来てくれてありがとうございます。
レッドカーペットでは綾部さんへの歓声が凄かったです」と感想を述べ、宮川は「レッドカーペットを気持ちよく歩くことができました。
レッドカーペットの入場口で出演者を迎える際、『たま子とチョーチカーの呪文』の共演者が来ると凄くテンションが上がりました」と喜びを口にしました。また、綾部のファンサービスぶりに感心した様子で、「このまま沖縄に住んでほしいな」と笑顔でラブコールを送りました。
その綾部は「やはりレッドカーペットを歩くのは気持ち良かったです。声援のほとんどが『熟女こっち向いてー』や『胸毛―』というもので、歓声というよりも罵声でしたけど、沖縄国際映画祭ならではの体験ができ、また来年も歩きたいと思いました」と感想を語りました。

たま子の友人役で出演した當眞嗣斗くんは小学生のころ、わんぱく相撲で6連覇と活躍した勇者。
綾部が彼の体の大きさに食いつき、「彼は体重160キロもあるんですって。制服のサイズ、気になりませんか？　なんと、『別寸』と書いてあるだけなんですよ。すごいと思いませんか」絡むと、当の當眞くんは「でもクリーニングは他のサイズと同じなんです。得した気分になります」と見事に返し、綾部以上に会場の笑いをさらいました。

最後に高山監督が「ご覧の通りこのメンバーで作った作品なので非常に楽しく仕上がっています。エンドロールまでいろいろ工夫して作っていますので肩の力を抜いて楽しんでください」とPR。
ヒロインの池間夏海ちゃんも「すごく楽しくてワクワクする作品なので皆さん楽しんで観てください」とあどけない笑顔で締めくくり、舞台挨拶は終了しました。