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2014.03.22 『超高速!参勤交代』の撮影現場では“超高速!ロケ”が行われていた!?
「第六回沖縄国際映画祭」3日目となる3月22日(土)、沖縄・宜野湾市の沖縄コンベンションセンターシアター1にて、『超高速!参勤交代』の上映と本木克英監督、応援芸人のレイザーラモンRGによる舞台挨拶が行われました。

「第一回沖縄国際映画祭」の際、『鴨川ホルモー』でゴールデンシーサー賞を受賞した本木監督が今回お送りするのは、奇想天外な歴史エンターテインメント。
江戸時代、莫大な資金を費やして参勤交代を終えたばかりの湯長谷藩(ゆながやはん)に、突然、再度の参勤交代が命じられるところから物語はスタートします。しかも、通常8日はかかる道程を実質4日で来いという無理難題。お金も人も時間もない中、殿と藩士たちがこの無理難題に挑みます。

主役の佐々木蔵之介さんをはじめ、深田恭子さん、伊原剛志さん、西村雅彦さん、寺脇康文さん、上地雄輔さん、知念侑李さん(Hey!Say!JUMP)ら豪華な顔ぶれによる、泣けて、笑えて、しびれるほどに格好いい参勤交代が綴られています。

舞台挨拶ではまず、本作を愛してやまないという大名スタイルに扮したレイザーラモンRGが登壇。
続いて、“参勤メンズ”を引き連れて本木監督が、RGの奏でる篳篥(ひちりき)の音色に合わせて登場しました。

「沖縄国際映画祭」の感想を求められた本木監督は、「私は『釣りバカ日誌11』のロケでも沖縄を訪れているので、里帰りした感じです」と、沖縄への親近感を告白。
続いて、本作のキーワードでもある“無理難題”に絡めて、「撮影中に一番無理難題だったこと」が話題に。
本木監督は江戸へ続く長い橋のシーンで、当初ロケを行う予定だった橋が台風で流されたため、急きょ、静岡県の大井橋に場所を変えたことを言及。
「宿泊なしでロケを敢行することになって、まさに“超高速!ロケ”になってしまいました」と、作品とリンクするオチで会場を沸かせました。

激しい殺陣シーンを随所に施したことで、作品全体の空気感を引き締めることに成功している本作。本木監督はこの殺陣シーンにかなり力を入れていたそうです。
立ち回りのシーンでは、ジェット機のプロペラで起こした強風できな粉を飛ばし、雰囲気づくりをしたとのこと。しかし、その風があまりに強過ぎたため、役者さんたちは口を開けて声が出せず、声を録るために同じシーンをもう一度撮影したという裏話を披露しました。

こうして作られた本作、一般のお客さんに公開されたのは「沖縄国際映画祭」が初めて!
本木監督は「笑ってもらえて本当にうれしいです」と、ホッとした表情を見せました。
『超高速!参勤交代』は6月21日(土)から劇場公開されます。 その後、RGが「『参勤交代あるある』でネタを披露しろ」という無理難題の指令を遂行した後、「もし気に入ってもらえたら、お食事の際にでも話題にしてください」とコメントして、舞台挨拶は終了。
RGの「下にー、下にー」との掛け声とともに本木監督と参勤メンズは舞台を後にしました。

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