博物館職員である神谷武史は、働きながら琉球伝統芸能『組踊』の実演家として日々、舞台と稽古場、仕事場を行き来し、芸の道を邁進していた。息子の武之心は父親が稽古や舞台出演でほとんど家におらず、寂しい日々を過ごしていたが、次第に自分も『組踊』の実演家を目指す事で忙しい父と一緒にいることができると考えるようになった。
そんな時、劇場に棲む伝統芸能の化身「マルムン」と出会う。
フィルムツーリズム振興及び県内のクリエイター発掘・育成のため平成20年度よりOCVB沖縄フィルムオフィスが実施する「沖縄映像コンペティション短編映画企画募集」により製作された短編映画。
伝統芸能「組踊」の実演者自らが出演し、舞台の表(華やか)と裏(地道な努力)をドキュメンタリータッチで描いた作品。国立劇場おきなわ協力。
神谷武史、神谷武之心、知花小百合、嘉数道彦、眞境名正憲、海勢頭あける