沖縄コンベンションセンター・シアター1にて、テレビ東京で2009年から放送されている、大人気子ども番組「ピラメキーノ」を映画として描く『ピラメキ子役恋ものがたり~子役に憧れるすべての親子のために~』が、本映画祭で初上映されました。
子ども番組に出演する“子役”を中心に、テレビ業界と子役業界の裏側を番組出演者が勢ぞろいで描いた作品です。
上映後の舞台挨拶には太田勇監督と主演の鈴木福君をはじめ、番組メイン司会であるフルーツポンチとはんにゃ、番組キャラクターのピラメキパンダが大歓声とともに登壇しました。
映画祭の感想を聞かれ、監督が「レッドカーペットを歩いたのですが、福くんのとなりだったので僕も大歓声をもらえました」と言うと、福くんも「僕もすごく嬉しかったです」と、歩きながら手を振るマネを披露してくれました。
フルーツポンチ・村上健志は、「レッドカーペットを一人で歩いたときと違って、福くんと歩いたら“キャーキャー”言われて嬉しかった」と言いながらもうらやましそう。
はんにゃの金田哲は、「福くんが0歳から子役をやって今9歳だから芸歴9年。実はぼくらも芸歴9年なので福くんと同期なんです!」と意外な共通点を披露。
番組名物キャラクターのピラメキパンダは、言葉でなくダンスでアピールしますが、出演者から「ふなっしーのような柔軟性はないですね」とダメ出しが飛んでいました。
映画化が決まったとき、監督は「番組のことをみんなが知らなかったらどうしよう」と不安もあったそうですが、出演者がみんないい雰囲気で取り組んでくれたようです。
フルーツポンチとはんにゃは、子役たちと撮影中ずっと和やかに遊んでいたとのこと。
舞台挨拶中も、はんにゃ・川島章良さんのふくらんだお腹を見て福くんが「何ヶ月ですか?」と絶妙なツッコミをするなど、出演者の信頼関係が垣間見えました。
太田監督が撮影中、福くんに感心したというエピソードを披露してくれました。
「劇中で福くんがたくさんの花の名前を言うのですが、使用する花が当日にしか用意できず、それらの名前を覚えるのは無理だろうと思った。でも当日見事にすべて花の名前を覚えノーミスでセリフをこなしたんです」と、福くんの役者魂を見たそうです。
最後に、「映画のセリフにあったように、運や偶然を信じますか?」と聞かれた福くんが、すかさず「うん!」と返すと、壇上の出演者と会場の観客は大爆笑! 会場が笑いと大きな拍手に包まれながら舞台挨拶が終了しました。