第6回沖縄国際映画祭

3月24日(月)、第6回沖縄国際映画祭もいよいよ最終日。
沖縄コンベンションセンター・シアター1では、放送局と吉本興業との共同制作映画の部門「TV DIRECTOR’S MOVIE」の『LOVE SESSION』が上映されました。

上映前には舞台挨拶が行われ、監督の板谷栄司さん、プロデューサーの三浦淳さん、シンガーソングライターのさかいゆうさん、バンド・OKAMOTO’Sの4人が登壇しました。

映画祭の感想などを聞かれ、「普段テレビ番組ばかりやっている僕らにどうして映画祭から声がかかったのか分からなかった」と戸惑いの表情の浮かべた三浦さんでしたが、「貴重な体験をさせてもらって本当にありがとうございます」と笑顔を見せてくれました。
板谷監督は「いつも音楽番組の監督ばかりやっているので、ふだんテレビでできないことを映画でやりたいなと思って作りました」と、本作を製作するに至った経緯を話してくれました。

続いて、OKAMOTO’Sのコウキさんにマイクが渡ると「ミュージシャンなので、このような舞台に出られる事は一生ないかもしれないので嬉しく思っています」と映画祭に出演できた喜びを言葉にし、ショウさんは「ライブもしないのにステージにあがるのは不思議な感じ」と、初めての経験に緊張しつつも楽しんでいますと話してくれました。

さかいゆうさんは、「オファーを受けたときにどんな映画かまったく分からなかった。完成してみると、ライブや映画、ドキュメンタリーとも違って、新しい感性が揺さぶられるような作品になってました」と、本作の魅力について語ってくれました。

また、『LOVE SESSION』が製作された経緯について聞かれた三浦さんが、「板谷さんが釣り好きだったので危うく釣り映画になるところでしたが、自分も板谷さんも音楽が好きということで、音楽映画を作ろうということになりました」と製作秘話を明かしました。沖縄国際映画祭では音楽映画は初めての試みだったようで、周りの反応も最初は悪かったとのこと。でも、“若いアーティストと先輩アーティストがセッションするドキュメント”だということを熱く語っていたら、徐々に賛同してくれる人も増えていったようです。

最後に、「できることは全てやってきたので、ぜひ観て楽しんでください。素晴らしい音楽を楽しんでください」と、映画と音楽の両方を楽しんで欲しいという板谷監督からのメッセージで舞台挨拶を締めくくりました。