国際通りにある「てんぶす那覇」前に県内最大級の大型ビジョン(4m×横7m)が設置され、オープニングセレモニーが行われました。
「てんぶす那覇」の「てんぶす」とは方言で「おへそ」のこと。国際通りの真ん中あたりということで名付けられました。
フリーアナウンサー諸見里杉子さんの進行で、まずは翁長雄志(おながたけし)那覇市長のあいさつ。
「ハイサ~イ」と始められたのは、現在那覇市では「ハイサイ運動」という「ウチナーグチ(沖縄語)」を使う運動中のためです。
あいさつのあと、那覇市長、那覇観光キャンペーンレディ佐久田優子さん、那覇市観光大使ガレッジセールほか全5名で「てんぶす那覇ビジョン」の稼働を記念してテープカットをしました。
那覇てんぶすビジョンには、さまざまな観光・ドキュメンタリー映像が流れ、観光客や地元の方へ情報発信がされるほか、沖縄国際映画祭会期中はその中継、そして高校野球中継なども流される予定です。
また、AR(拡張現実)という新技術を使ったバーチャル体験も出来るようになっています。
テープカットのあとはガレッジセールとのトークタイムが。
那覇市出身ということで、川田は「買い物も国際通り、ご飯食べるのも国際通りでした」と、ゴリは「小中高時代はまだ新都心が無かったので国際通りです。ここには国際ショッピングセンターがあってA&W(ファストフード店)やボウリング場もあった。ボウリング場ではボール転がしてサーターアンダギー転がしておばぁ転がして…」と昔を懐かしんでいました。
「ARってご存知ですか?」という質問に、ゴリが「余ったラフテー」と沖縄らしいボケで笑いを誘いました。
ARとは、VRが仮想現実なのに対して拡張現実のこと。実際にガレッジセールの二人に体験してもらいます。
大型ビジョンの前に「Stand Here」と書かれた丸い印があり、そこに立つと大画面に2人が写ります。
同じ画面に宇宙船が現れ、那覇に攻めてきたゼットンを、光のパワーをみんなで集めてウルトラマンと一緒にやっつける、というストーリーが画面に展開されます。
画面にはガレッジセール以外にもまわりの観客の方も写っており、ゼットンやウルトラマンが観客の上でアクションする場面では、「ゼットン、おばぁ踏んでる!」「ウルトラマンとゼットン、二人で子ども踏んでる!」といった感じで盛り上がり、「ウルトラマン頑張れ!」のエールでついにゼットンは退治され、ウルトラマンは無事宇宙へ戻りました。
そして、画面が一時止まって、その画面を撮影すれば、ウルトラマンと一緒の写真が撮れる仕組みになっています。
AR体験終了後、ゴリが「おばあちゃん大丈夫ですか?」と聞くと、「あぶないよ~」という自然な感じでとぼけた返事に周りは和んでいました。
ガレッジセールが壇上に戻るとウルトラマンが登場し、「胸板ハンパない」、「なかやまきんに君より凄い」との感想が。ウルトラマンにまつわるクイズが出されると川田はどの問題にも即答するほどのウルトラマン通でした。
ウルトラマンの脚本家の一人が金城哲夫さんという沖縄県出身の方という話題には、ゴリは「うれしいですね。沖縄にゆかりがあるというのは誇りです」とコメントしました。
ここで3分というタイムリミットがあるウルトラマンはガレッジセールと記念撮影をして退場。
そして最後に那覇市観光大使でもあるガレッジセールに「那覇はこうなって欲しいというのはありますか?」の質問が。
川田は「地域映画を撮ったのですが、棒術とかの古武道がかっこよかったので、広めて行きたいし、知って欲しい」と、ゴリは「芸能が盛んなので、劇場以外でも通りとかのあちこちで見られるようになったら。
100mおきに三線持って唄ったり踊ったりする人が点々といるような。国際通りでは沖縄色100%を味わって欲しい」と2人ともとても熱い答えでした。
オープニングセレモニー終了後には、ウルトラマンとの握手会、撮影会が行われ、子供連れや外国からの観光客、年配の方まで50名以上の方が参加されていました。
那覇に新しい名所が生まれました。4月からはてんぶす那覇1階に那覇市観光案内所も移ってきます。
中心市街地の活性化にさらに一役買ってくれることと思います。