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2014.03.20 次回作にも意欲を見せる林与一さん主演の「京都、夏」の舞台挨拶が開催

俳優、林与一さんが主演を務めた「京都、夏」が、沖縄コンベンションセンター・シアター2で上映され、戸田博監督とともに舞台挨拶に登壇しました。
戸田監督にとって記念すべき20作品目となった本作品は、林さんのマネージャーからの出演依頼がきっかけで「最初は冗談か詐欺かと思った」と話した戸田監督でしたが、林本人からも連絡があり実現したようです。
一方、林さんは「ちょっと変わったものを目にすると手をつけたくなるような感じで飛び込んだ。スタッフも監督とカメラマンを含む三人しかいなかった」と、当初は驚きを隠せなかったそうです。

しかし撮影が進むにつれて監督のマジックにはまり込んだ林さんは
「僕の素の姿が存分に出ている。ノーメイキャップで無精ひげも始めて生やした。普段の何もかざらないところが映った初めての作品」と話しました。
劇中では日本舞踊「林流」の宗家でもある本人の演舞姿も披露しています。

戸田監督は精神科の看護師を38年間続けており、道楽から映画を撮るようになったという。
これまで20本以上の映画を制作し、そのほとんどが世界各国の映画祭で上映され、数々の賞を獲得しています。
意外にも国内の映画祭で上映したのは今回の沖縄が初めてということで「うれしくてワクワクしている」と出展を素直に喜んでいました。

老人役を演じた山田昭二さんは福井県のメトロ劇場で長年映写技師を勤め、味のある演技で戸田作品にはなくてはならない存在。
林さんは「素人に負けてたまるか」と対抗心を燃やしていたことを告白。近日「京都、早春」の撮影が開始されるといいます。
再び主演を務める林さんは「夏に続き今度は早春。秋と冬も撮影するなら今後も出演させてくれることを期待している」と監督に懇願していました。
また司会者から戸田監督に沖縄をテーマにした映画も作ってみてはとの質問に「いいですね」と即答し、会場を沸かせる場面も見られました。
最後に林さんは「僕も頑張って沖縄をテーマにした映画を撮るのであれば撮影に参加したい。環境も良くそのうち沖縄県民になったときは可愛がってください」と話し、舞台挨拶を締めくくりました。
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