「芸人の色々な視点での解説が面白い!」と毎年大人気の桜坂映画大学。 2日目となる3月21日(金)は、午後6時からシアターAで恋愛研究科の『デート・ウィズ・ドリュー』が上映されました。
今回のテーマは“憧れの人と結婚する方法”。
舞台挨拶に登場したのは小籔千豊、ピースの又吉直樹、フルーツポンチ、ジューシーズと男だらけ、しかも既婚者はフルーツポンチの亘健太郎だけ。
ということで「いったいどこで出会ったんや」など、他のメンバーから総攻撃を受けていましたが、特別講師の有村昆さんが現れると、舞台の雰囲気は一変。
それもそのはず、有村さんはおととし8月に元ニュースキャスターの丸岡いずみさんと結婚しており、まさに今回のテーマである「憧れの人との結婚」を実らせたのですから。
有村さんは恋愛について聞かれると、学生時代は全くモテなかったけれど、30代に入ってカラテカの入江慎也と出会ってから人生が変わった、と話し、「特に入江さんからは『間に5~6人の人を介すと、理想の人に行きつく』という理論を習って、この作品はまさに入江理論が展開されている映画」と述べました。
「デート・ウィズ・ドリュー」は、6歳のころからドリュー・バリモアの熱烈なファンで、映画監督を夢見る無名の青年、ブライアン・ハーズリンガーが主人公。
彼はクイズ番組で獲得した賞金の1100ドルを元手に1カ月以内にドリューとのデートを実現するため壮大な冒険の旅に出るというドキュメンタリー作品。
有村さんは「この映画を見てからなんだか勇気が出てきて、合コンに行ったときは必ず『丸岡いずみさんが好きなんです』と言うようにしていたら、ある日『丸岡さんの知り合い』という人に出会うことができ、そこから直接丸岡いずみさんに会うきっかけができたんです」と、“間に人を介する作戦”の大切さを説いていました。
恋愛研究科の授業の締めくくりに、有村さんは「夢をかなえるためにはリスクを冒さないといけない。
主人公も生活のためには働かないといけないんだけれど、それよりも自由に使える時間を選ぶというリスクを背負いながら行動していた。今好きな人がいるのなら、リスクを冒してでも行動してほしい。期限を設けたとして、もしその期限内にダメだったとしても、行動を起こした時に声を掛けられた人は心に種がひっかかっているから、『そういえばあの時こんなこと言っている人がいた!』って、後から花が咲くことにつながることもあるのだから、リスクを恐れず行動することは大切」と、会場に熱いメッセージを送りました。