3月22日(土)、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター・シアター3にて、「ラン・ソウル・ラン」の上映に先駆けて舞台挨拶が行われました。
登壇したのは監督の小鹿敬司さん、カズ役の武田裕光さん、かおり役の広澤草さん、応援芸人のペナルティのワッキーとヒデです。
まず登場したのはペナルティのふたり。
映画の感想を聞かれたヒデが「男が女のために一生懸命何かをするというのは、どこの国の男も同じなんだなと思いました」と言えば、ワッキーは「僕も好きな人を追いかけてタイまで行ったことがあるんです」と若き日のエピソードを披露。「でも結果、フラれたんです(笑)」と笑いで会場の空気を和やかにしてくれました。
続いて小鹿監督、武田さん、広澤さんが登場。沖縄国際映画祭に参加した感想を聞かれ、小鹿監督は「はじめて沖縄に来ましたが、風が気持ち良くて、ご飯も美味しく、素晴らしいところです」と沖縄が気に入った様子。
広澤さんは「私も沖縄国際映画祭は初めてですが、海のそばでの映画祭と言うことですごく開放的な空気で、映画だけでなくこのお祭りを楽しみたいですね」とコメントしました。
韓国に6年住んでいるという武田さんは、「日本と韓国を行き来しながら、主に韓国で活動しています。今回韓国作品としてこの映画祭に来ることが出来てとても嬉しいです」と、笑顔で話してくれました。
映画の中で酒を飲み交わすシーンが好きというヒデが、「みなさんはお酒好きですか?」と聞くと、武田さんが「昨日、(広澤さんは)スゴク飲んでましたよ(笑)」と暴露。
また、監督が「たしなむ程度に…」といえば、武田さんはすかさず「朝ご飯食べられなかったじゃないですか」と、実は監督もけっこう飲むと言うことをしゃべってしまいました。
「言葉が通じなくても、そうやって飲めば通じ合えますもんね」とヒデがフォローしていました。
実は武田さんだけではなく、広澤さんが8ヶ月ほど、監督は2年ほど韓国に留学していたことがあるとのこと。
ワッキーは「そういえば、楽屋裏でみなさんが韓国語で話していましたよね」と納得の様子。
「でも広澤さんは、8ヶ月にしては韓国語が上手ですね」と言えば、「同じ8ヶ月でも、日本で言葉だけ勉強するのと、生活の中で覚えるのでは違いますね」と広澤さん。
すると武田さんは「向こうの人はスゴク飲むんですよ。そういう飲みの席で言葉を覚えるんですよね」と答えてくれました。
最後に小鹿監督が「僕も韓国で暮らしていたことがあるので、その中で感じたことを基にストーリーを作っています。韓国での暮らしの中で日本人がどう感じるのか、逆に暮らしの中で韓国の人はどう日本を見ているのかといった要素も入れ込んでいます。ストーリー以外にもそういう部分も楽しんでいただきたいと思います」とこれから映画を観る観客のみなさんにコメントを残し、舞台挨拶は終了しました。