「第六回沖縄国際映画祭」4日目となる3月23日(日)、「コンペティション Laugh部門」にノミネートされている映画『ジャッカス クソジジイのアメリカ横断チン道中』の上映と舞台挨拶が行われ、クソジジイ役のジョニー・ノックスヴィルさんと、応援芸人として平成ノブシコブシの吉村崇と徳井健太が登壇しました。
同作は、ノックスヴィルさん率いるメンバーたちが、視聴者のウケを狙ってただひたすら体を張ったバカな行為を繰り返す、アメリカの伝説的テレビ番組「ジャッカス」の劇場版。
86歳のスケベなじいさんと、8歳の生意気な孫・ビリーが父親探しの旅に出る姿を綴った爆笑ロードムービーとなっています。
しかし、劇中は86歳のスケベな老人役で登場したノックスヴィルさんですが、これはあくまでも仮の姿で、実際は43歳。
特殊メイクにより生み出された姿はどこから見ても老人そのもので、変装クオリティーは非常に高度。それもそのはずで、この映画自体すべてにおいてドッキリが仕組まれていて、演者以外はすべて素人。
顔と名前が知れ渡っているノックスヴィルさんとバレないよう、細心の注意を払いながらさまざまなドッキリがノンストップで繰り出されます。
上映後、登壇したノックスヴィルさんは開口一番、「こんにちは。私は沖縄に来れてとてもうれしいです。沖縄の女性はみんな綺麗です!」と、流暢な日本語と作品同様スケベ老人な一面を披露。
その後は3人それぞれ作品話そっちのけで、映画の内容と変わらない「お下品」な会話に発展、デリケートな会話に言葉を選びながら巧みにかわす女性通訳の姿に会場が笑いに包まれました。
「ジャッカス(jackass)」は「おバカ」という意味で、体を張ったパフォーマンスとさまざまなブラックジョークを繰り出す姿はおバカそのもので、日本でも人気急上昇。
お笑い芸人の支持率も高く、吉村が「『ジャッカス』に出ることはあこがれ。俺が小さい頃からやりたかったことが全部詰まっている」と話すと、すぐさま舞台上でオーディションをすることに。「スタントできますか? 今すぐアメリカに来れますか? 保険の約束できないけどそれでもOKなら」と出演の門戸があっさりと開かれましたが、壮絶な中身に吉村は「ノーサンキュー!」と手のひらを返すひと幕も見られました。
「体を張ったジョークと下ネタは世界共通」と話すノックスヴィルさんは親日家でもあり、過去には日本でも撮影を敢行したことがあります。「クソジジイ姿で再び撮れたら幸せだ!」と、今後の日本での展開に意欲を見せていました。