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2014.03.21 映画『振り子』が完成を迎え鉄拳、小西真奈美らキャスト陣に涙
第六回沖縄国際映画祭2日目となる3月21日(金)。沖縄コンベンションセンターのシアター2では、動画再生回数300万回以上を記録したパラパラ漫画『振り子』の実写映画上映が行なわれました。

感動のラストで幕を下ろした後、温かい拍手とともに、観客と一緒に映画を観ていたキャスト陣がステージへ。
舞台挨拶に登壇したのは、主人公役を演じる歌舞伎俳優・中村獅童さん、ヒロイン役の小西真奈美さん、板尾創路、原作者の鉄拳、そして監督を努めた竹永典弘監督の5人。

「お客さんと映画を観たのは初めてです」と応えてくれたのは、中村さんと小西さん。
「皆さんと一緒に、同じ映画を観る事ができて嬉しい」と話してくれた小西さんは、涙を浮かべながら集まった観客にお礼の言葉を伝えていました。

自身の作品を映画化してくれた監督、出演者に“ありがとう”という感謝の言葉を発した鉄拳の、涙を堪えて震えた声も印象的でした。
鉄拳の言葉を受けて「何よりも鉄拳さんに喜んでもらえて良かった。セリフも無いパラパラ漫画を、色々と想像して補いながら作っていく難しさもありましたが、キャストの皆さんも頑張ってくれて、素晴らしい作品になりました」と応えた竹永監督。
出演者一同が涙を堪えながら作品の紹介をする姿に、会場は和やかな拍手で包まれました。

原作のパラパラ漫画『振り子』について、「原作自体が良い作品なので、最初は映画化する必要はないんじゃないかと思っていました。
だけど、良い作品に恥じることなく演じていこうという場の雰囲気があって、より素晴らしい作品になりました」と話してくれた板尾。
「色々な所からオファーがあったのですが、実写化が難しいということで今まで映画化されませんでした。4分間がどうやって映画になるのだろうと思っていましたが、竹永典弘監督のおかげで良い作品ができ上がりました」と話してくれた鉄拳。
さらに、「これからのストーリー作りの経験として、色々と学ぶ事ができて良かった」と、次回作も期待させてくれるような言葉を残してくれました。

最後は、満席になった会場の皆さんに向けて、「この映画は皆さんと一緒に育てていくもの。
作品を観て、ほのぼのと温かい気持ちになってもらえたら嬉しいです」と中村さんの言葉と、感極まるキャスト陣の笑顔で締めくくられました。
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